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仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

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仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

決してきらいな仕事ではないのに、最近どうにもやる気が出ない。

今の仕事にやりがいを感じていたはずなのに、無力感に襲われる瞬間がある。

こんなとき、ご自身の心変わりを疑うかもしれません。

でも、仕事のやる気がなくなってしまうことは、心の問題というよりは、条件設定の問題である場合があります。

少しアプローチを変えるだけで、以前のようなやる気を取り戻すことだってできるんです。

ここでは、仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法についてご紹介していきます。

 

認知科学からみた「やる気と時間」の関係

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

人間の感情は時間の経過と密接なかかわりを持っています。

私たちの「やる気」と呼ばれる感情は、非常に高度なシステムとして動物的に完成されているのです。

まず私たちは、目標を見つけ、そのために行動する原動力として「やる気」を出します。

野生動物の例で考えてみましょう。

あなたは肉食獣で、少し離れた草むらに獲物を発見しました。

相手はまだこちらに気づいておらず、仕留めることが出来そうです。

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あなたのやる気スイッチが入ります。

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

勢いよく飛び出し、追いかけ始めました。

足音に気付いた獲物は、慌てて逃げ始めます。

当然、肉食獣のあなたは追いかけ続けます

ここでうまく獲物を仕留めることが出来れば、あなたの目的は達成され、満足感を得ることができます。

しかし、思いのほか獲物の足が速く、なかなか追いつけないとします。

走っている時間が長くなり、あなたの体力は消耗していきます。

このとき、時間はリスクとなってあなたの感情に変容をもたらしはじめます。

「追いつけないのではないか」

「これ以上走っても無駄なのではないか」

あなたはこのように考え始めるでしょう。

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

これは、動物として非常に正しいメカニズムなのです。

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短時間で獲物を仕留められないと、体力が消耗し、失敗の確率が上昇するからです。

また、疲れた状態に陥れば、他の肉食獣から攻撃されるリスクも高くなります。

つまり、私たちの心は同じ状態が長時間続くと、問答無用で「やる気」を減退させる仕組みになっているのです。

そうした心の働きのおかげで、私たちは、いたずらに体力を消耗して危険に陥る機会を避けることができ、今日まで生き延びて来れたのです。

成果を得るまでの時間が長引けば、やる気は自然と失われます。

これは、理に適った心の動きです。

 

1.時間を細かく区切ってやる気を引き出す

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

さて、やる気と時間の関係が分かりました。

ここから、対策法も自然とはじき出されてきます。

出来るだけ細かく達成感を得られるように、マイルストーンを設定することです。

もちろん、大きな野心を持つことは大事です。

いずれ独立して成功したいとか、億を稼ぐクリエイターになりたいとか。

しかし、遠くの大きな獲物だけを目指して走り続けては、やる気は維持できません。

大きな夢を追いかけている人で、不安に駆られて挫折をする方もいますよね。

その要因は、「手近な目標を設定し忘れていたから」という場合があります。

固い意志を持って遠くを目指して走っていても、達成感が得られなければ、動物としての感情が揺さぶられてしまいます。

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仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

「このまま走っていてもいいのか?」

こうした不安は、本人の能力や意思の固さにあまり関係がありません。

失敗のリスク回避のために、やる気の撤回システムが起動するためです。

もちろん、充分に力があり、自信にあふれた人の場合、「その獲物を捕まえられる」と確信していることがあります。

そうした方は、小さな目標設定に頼ることなく走り切ることができるでしょう。

しかし、多くの人は現実的な不安要素を無視して作業を続けるほどの自信を持ってはいません。

あまりに目標が遠いと、自分がどこにいるのかすら分からなくなってしまうことがほとんどです。

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

ですから、細かなゴールを何度も繰り返しながらはじめて、遠くまで走ることが可能となるのです。

  • 独立をするためには今の会社で実績を上げなければならない。
  • 実績を上げるとは伸び続けるということだから、まず、今月は先月よりも良い成績を残そう。
  • そのためには、今週は1日10件、先週よりも多く電話をかけてみよう。

ここまで細かく設定できれば、達成は間近ですよね。

重要なのは、こうした行動の設定をするときに、あなたがへとへとになるほど予定を詰めるべきではないということです。

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

時間のリスク化とは、体力の消耗という危機を回避するために起動するシステムです。

そのため、どんなに達成感が得られたとしても、あなたが疲れ果てているようであれば、体力と成果の費用対効果が釣り合わず、やる気を起こすことはできません。

また、当然ですが得られる成果は魅力的である必要があります。

あなたが社内で業績を上げたいと思っていないのであれば、やる気が沸いて来ないのは当然です。

そうした場合、仕事をすることの意味を別のストーリーで動機付けする必要があります。

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

あなたが、できるだけ趣味に人生を費やしたいと考えているのであれば、休暇のとりやすさや賃金アップが当面の目標になるかもしれません。

仕事が大好きで、やりがいを感じている方でなくとも、やる気を持つことは有意義なことです。

達成感を得られないまま長時間走り続けることは、どのような人間にとっても苦痛でしかないからです。

それは、生物レベルでの苦行とすら言えます。

自分を大事にするためにも、上手にやる気を出して働きたいですね!

 

2.ご褒美を用意して仕事のやる気を引き出す

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

ここまで、細かな目標設定を行うことでやる気を維持できるという方法をご紹介してきました。

それでは、具体的に「出世欲」や「やりがい」を持っておらず、仕事の内部での目標が定まらない場合はどうすれば良いでしょうか?

日々の生活費を稼ぐために興味のない仕事をしなけらばならない状況は、決して特殊なことではないですよね。

例えば、先程少し触れたように、会社の外部の生活と接続してみるというのも1つの方法です。

趣味や食事、子供のため。

様々な動機から、毎日のやる気を引き出すことが出来るでしょう。

あるいは、自分自身でご褒美を用意してあげる、という方法もあります。

今月末を乗り切ったら、焼き肉を食べに行こう。

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

あと2時間頑張ったらお茶にしよう。

こんな風に、小さく時間を区切ってやる気を維持することはありますよね。

できれば、このご褒美は、同じような境遇の人と共有出来たら良いです。

私たちは野生動物ではなく、社会的な生き物です。

仕事で得られる成果とは、単なる肉の塊ではなく、社会的な評価、いわば周囲に見せびらかすことのできるお肉なのです。

集団の中で努力した成果物は、「すごいね」「いいお肉だね」と集団の中で評価されたほうが威力を発揮します。

ですから、社内でも社外でも良いので、今月頑張ったら一緒に焼き肉を食べに行ける仲間を探してみて下さい。

もちろん、お肉ではなくてもいいですし、食べ物である必要もありません。

温泉や買い物、マッサージなど、色々なご褒美が考えられます。

何かご褒美を共有できる仲間を作って下さい。

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

そこで、互いの努力をねぎらい、成果を共に味わいましょう。

社会生活における達成感とは、得られた成果を社会的に消費したり分け合ったりすることで完成します。

この循環がうまく働いていれば、どんなに興味のない仕事であろうと、ある程度のやる気を持ち続けることができます。

 

3.音楽を利用して時間の感じ方を変えることでやる気を維持する

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

「長時間仕事を続けている」という感覚は、変化がないこと、同じ状態が続くことによって引き起こされます。

この感覚を起こさせないようにするには、同じ業務を続けていても、目や耳から入ってくる情報を変えるという方法があります。

最も手軽なのは、音楽をかけることです

それも、数時間おきに流す曲のジャンルを変えると効果が上がります。

演劇や映画では音楽は場面を区切る重要なアイテムとなっていますよね。

聞こえてくるリズムやメロディーが変わると、わたしたちは場や時間が切り替わったと感じるのです。

ですから、スローなバラードを数時間聞いたら、次はアップテンポなロックを聴くなど、メリハリをつけてみて下さい。

特に、どうしてもこなさなければならない単調な事務作業があって、やる気が起きないという際にはおすすめの方法です。

 

4.照明を利用して時間を区切りやる気を出す

 

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

照明も、音楽と同じように場面を切り替えたり繋いだりする役割を持っています。

もし、職場の照明をあなたの自由にできるのであれば、2時間か3時間に一度、消灯してみて下さい。

カーテンも閉めて、真っ暗にできれば、なお効果的です。

これは、映画や演劇で「暗転」と呼ばれる手法です。

画面や舞台が暗くなり、次に明るくなったときには、ストーリーが大きく展開していますよね。

それから、普段私たちが睡眠をとるときも、暗転と同じような場面の切り替えが起きています。

ベッドに入って目を閉じて、真っ暗になったら、次に明るくなった時には数時間が経過しています。

単調な時間の間に暗い数秒間が挟まれると、私たちは「場面が切り替わった」「何かが変化した」と感じるのです。

暗転の時間は、10秒程度で大丈夫です。

もし明かりをいじることが難しければ、10秒ほど目を閉じてみて下さい。

 

5.15分の昼寝をしてやる気を出す

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お昼ご飯を食べた後というのは、最もやる気の起きづらい時間帯です。

消化のためにエネルギーが使われるので頭に十分な血液がめぐりませんし、お腹いっぱいの状態ではそもそも野性的な感情である「やる気」は必要のない状態と言えます。

ここで、15分の昼寝を挟むことがやる気を維持します。

生理的に働きづらい状況のなかで無理に仕事をすすめれば、心のどこかで「この仕事は自分のためにならない」という感情を抱くようになります。

身体のリズムに合わせて、上手に休息を取ることで、午後の時間を精力的に利用することができるようになるのです。

昼寝から目覚めた後は、午前中の仕事の疲れも回復し、消化も落ち着いて、体調がもっとも良い状態となるはずです。

健康を維持できる職場であれば、仕事のやる気がそがれることはあまりありません。

 

6.仕事の内容に番号を振ってやる気を出す

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

時間の流れを上手に区切るには、1つの仕事の内容を分解し、番号をつけていくという方法もあります。

たとえば、請求書を作成するという業務があったとします。

これを「請求書作成」と考えると同じ1つの作業をずっと続けていると脳が認識します。

しかし、以下の作業をそれぞれ独立の仕事と見做します。

  1. 伝票の入力
  2. 集計の確認
  3. 宛名の確認
  4. 印刷
  5. 封入

そして、可能であれば、2と3の間あたりで一度別の作業を挟むと良いでしょう。

同じ流れの中で業務を続けることは、短期的には業務の時間を短縮させます。

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

「同じ頭で考える」ために、手を止めないということは事務作業の基本ですよね。

しかし、長い目でみればこの行為こそがあなたのやる気を失わせる原因となっているのです。

同じ頭で考え続けるということは、それに見合うだけの成果を必要とする行為です。

1つの業務に充てる時間が長くなればなるほど、求める対価は高くなり、それが満たされないとやる気が失われてゆくのです。

同じ部署の人と分担するなど、工夫をして、できるだけ長時間同じ業務を続けることのないようにしてみて下さい。

 

7.手帳やカレンダーを利用して視覚的にやる気を引き出す

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

こちらは、視覚的に時間の流れを感じることでやる気を引き出す方法です。

デジタルでもアナログでも良いのですが、日々の業務とカレンダーが同期できていないという方は、これをアップデートしましょう。

1日1日と区切って仕事の記録を付けたり予定を整理することで、「いつからか分からないけど、ずっとこの仕事をしている」という感覚から抜け出すことができます。

手帳を見返して、「同じ仕事のつもりだったけど、こんなに内容が変わっていたんだな」と発見できれば、自分自身の成長を実感することができます。

「時間をかけた分だけ成長できた」と感じられれば、やる気が沸きやすい状態を作り出すことができます。

 

8.規則正しい生活をして体感時間を整えてやる気を出す

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生活のリズムが乱れていたり、眠りが浅い状態が続いていると、体感時間が狂います

「早く終わらないかなあ」と感じているときの時間はなかなか過ぎないですよね。

眠りに入る時間がばらばらの生活を行っていると、いつ眠ればいいのか分からずに混乱するようになり、脳が時間の処理をうまくできないようになります

やけに早く時間が過ぎてしまったり、いつまでも1日が終わらないように感じたり。

これは、不規則な生活のために脳が疲労している状態です。

タイムマネジメントを工夫してやる気を出そうと頑張っていても、時間を感じる脳がぼろぼろでは、うまくいくものもいかなくなってしまいますよね。

ぐっすり眠れていない、不健康だという自覚のあるかたは、まずは規則正しい生活を送ることが、やる気を出すための第一歩だと言えます。

 

まとめ

仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法

ここまで、仕事のやる気を高めるための「時間」を利用した8つの方法についてご紹介してきました。

今の仕事が好きな方もそうではない方も、できるだけストレスを感じずに働きたいですよね。

目標設定や条件付けなどで、やる気スイッチを上手に入れて、快適にお仕事をしていきましょう!


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